学校・教育関係の皆様へ

いじめ予防への取り組み

いじめは我が国の教育現場で大きな問題になっています。しかも様々な取り組みをしているにもかかわらず、この十年、改善された様子が見られません。
一方、世界では、いじめについての研究が進んでいます。子どもの発達科学研究所は、そうした最先端の研究成果だけでなく、弊所が実際に調査した結果を基に、学校現場で包括的に取り組むことができるプログラムを提供しています。

学校風土いじめ調査

学校状況調査

子どもたちに学校生活の実態調査を行い、「いじめ」や不登校などとも因果関係のある「学校や学級の風土」を把握します。調査で明らかになった諸課題に対して研修や支援を行います。学校現場で利用できる支援プログラムの開発を行っています。エビデンスに基づく学校・学級経営を支援します。

いじめ予防プログラム TRIPLE-CHANGE

いじめ予防プログラム TRIPLE-CHANGE

以前ご提供していた「いじめ予防プログラム 2Dayワークショップ」から、よりバージョンアップして改編しました。
いじめを予防するためには、まずは大人が正しい知識、対応の方法を身につけることが必要です。また、いじめを予防するには、一人の教師、親だけでなく、子どもの周りにいる全ての人の参画が必要です。本プログラムの目標は、各学校でいじめ対策のリーダーとなって活躍する人材(現職の教職員)を育てることです。本プログラムのアドバンスコースを修了した方には、ご自身の校内で広めることができるように、当研究所より教材を配布しており、各校で教員研修、保護者啓発、児童生徒指導などを自発的に行うことができます。

基礎セミナー「学校を変えるいじめの科学(TRIPLE-CHANGE入門)」(90分)

基礎セミナー

この基礎講演では、どのようにいじめを予防すれば良いかをお伝えします。具体的には、いじめ対策になぜ「科学」が必要なのかを述べ、いじめ予防のキーワードをお伝えし、加害者、被害者、傍観者について解説します。学校の先生や保護者、子育てに携わる人はもとより、民間企業での「いじめ予防」に取り組む人事や総務の皆様にも、是非聞いていただきたい内容です。
参考文献: 弊所主席研究員 和久田学著  学校を変えるいじめの科学

子どもみんなプロジェクト

「子どもみんなプロジェクト」とは、不登校、いじめ、キレる子ども、非行など、子どものこころの発達の危機とも言える問題について、全ての子どもを対象とするという視点から、教育現場と研究者が連携して解決にあたることを目的としています。特長としては、決して問題行動にのみ焦点を当てた取り組みでなく、それらと、それらの背景にある子どもたちのこころの育ちを前方視的に追いかけながら、子どもたちを理解し、支援していこうとするものです。これは、我が国にとって重要な取組みです。
子どもの発達科学研究所は、大阪大学をはじめとする9大学が文部科学省より委託されて行っている「子どもみんなプロジェクト」の事務局を勤めています。

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